山彦荘を後にし、入笠山を下った我々は町内散策へ。
前回もかなりあちこち回ってくれたし、
満腹過ぎる位満腹だった為カフェにもいけず、
結局町を出て小淵沢の道の駅やリゾートホテル内を案内して貰った。
水探しも兼ねていたが収穫は無く、
しかしそこに無いとわかったのも収穫だから楽しかった。


その後は1つ湧水に。
富士見町は南アルプスと八ヶ岳の水系があり、
町のあちこちで水が湧き出している場所がある。
前に来た時はそれらを沢山紹介して貰ったが、
独特の雰囲気があって、そこにいると言うだけで楽しかった。
透明な水が湧き出す様を見ているだけで、
何かこう心の汚れが取れていくような気持ちにさえなった。
豊富な水に支えられて富士見町の現在があり、
過去があったのだなと色々な事を想像してみた。
水と言うのは生活の基本である。
水の良い所には良い生活が出来る環境があるのだ。
何気なく水の大切さを見逃している事も多いが、
湧水等を見た時に考えて見るのも良いだろうと思う。
湧水見学をして全ての行程が終了し、
私達は役場の駐車場に戻った。
失礼ながら昔は通り過ぎていただけの富士見町が、
知れば知る程好きになってしまう自分がいた。
高原地帯で夏は涼しく、東京からも近い。
自然が豊かで水資源も豊富。
更にはキノコが美味しい山荘まであるのだから。
また必ず来ますと約束し、御礼を言って帰路についた。
ここで旅行記は完と言う事にしたかったが、
この後私は大変な目に遭うのである。
小淵沢から中央道に乗り順調に走ってたのだが、
双葉S・A辺りで渋滞情報をチェックすると、
小仏トンネルから先がかなり混んでいるとの事。
“うーん・・・面倒な事になった”と思ったが、
その時はそのまま高速で帰るつもりだった。
だがしかし小仏トンネルに近づくに連れ、
渋滞情報が更に詳しく入って来た。
なんと小仏から先は東京まで渋滞との事。
“小仏から渋滞なら一般道も視野に入れよう”
“そうだ小仏の手前大月で下りて弥生の舞工場へ挨拶しよう!”
とっさにそう思い付き、さっさと実行した。
しかし弥生の舞工場は5時で終了。
決断した時は4時半ちょい前だったから焦る焦る。
大月で一般道に下りて、暗くなってきた甲州街道を走り、
真木温泉に向かう道に入り、坂道をグイグイ登っていく。
すれ違う車のライトが眩しく、狭い道で行き交うのに苦労したが、
何とか5時10分ほど前に到着し、お土産を渡す事ができた。
最近忙しくて行けなかったから、義理を果たせてホッとした。
安心したのも束の間、
再び甲州街道に戻り、今度は一般道で走っていくと、
まずは相模湖の交差点で大渋滞。
抜けて気が抜けた直後に高尾山近くで大大大渋滞。
片側1車線で逃げ道も無く、なす術も無いまま車内で黄昏ていた。
私は意外と渋滞の時イライラしないタイプだ。
だが流石に4時前に起きていた為疲労の色が濃く、
特に肩が凝って辛かった。
最後はどうでも良くなり、
混んでいても構うもんかと調布から高速に再び乗り、
家に着いたのは21時半過ぎ。
朝出発してから16時間ちょいの長い一日となった。
体は疲れていたが楽しい一日であった事は間違いなく、
貴重な体験をさせて貰った事も嬉しかった。
次の日は流石に2度寝したよ。
私には珍しい事だが。
完
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